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人類と惑星の物語 マルデック15

いっぽう、マルデックの人々は突然のように感情的発作を起こすようになり、さらに気ちがいじみた行動に走る人々も大勢現れました。痴呆症、偏執病、多重人格障害、ノイローゼなどが急激に人々に広がっていきました。暴動があちこちで再発し、神官や巫女までが太陽や惑星の中心から入ってくる情報の変化によって影響を受けはじめたのです。ルシファーの狂気は、太陽の符号とマルデックのあいだに果てしなく広がっていくヴェールを創造しました。

そして太陽の符号が届かなければ、マルデックの中核の「光の存在」たちは、その惑星へ伝達するための指令やエネルギーパターンを受け取ることができないので、彼らはそこでいわゆる「やっつけ仕事」をするようになっていました。その符号やパターンが妨げられて不規則になったとき、「光の存在」たちは最初は受け取ったものをすべて送り続けました。しかしその送信がますます不規則になってやがて混乱を極めると、調和に欠けた情報を削除し、もっとも一般的な送信のパターンに戻ることが決定されたのです。「光の存在」たちは指示を求めてルシファーにテレパシーの波動を送りました。ところがそれに対して彼らが受け取ったものは、極端にねじ曲げられて解読不可能になった記号だったのです。「光の存在」たちは何かが不調をきたしていることを知りましたが、その原因やどう対処すべきかについては何も思いつきませんでした。

マルデックのあちこちで、そして神殿内でさえ権力闘争が起こりつつありました。神官や巫女たちも、互いに争うことによって高次元世界の汚染に反応しはじめたのです。ヒーリングの技法の妥当性や、どの儀式がどんな目的に用いられるかをめぐって議論が紛糾しました。神官や巫女は帰依者や相手からの情報を独り占めし、それがみんなのためだと考えていました。そして自分だけが高次の使命とつながっていると思いこんでいたのです。

ギャンブルや飲酒、ドラッグ、暴力、愛のないセックスがふたたび非常にありふれたものになりました。それらのマルデック上の人々が堕落していく兆候のひとつひとつを見て、ルシファーはマルデックにコントロールが必要だという自分の結論が正しいことにますます自信を深めていきました。人々はあらゆる健全な現実との接触を失い、だれもが意識の「もうろう状態」や極端な感覚的刺激を通しての快感を探し求めました。頻繁に自殺が起こり、気候がまったく不安定になりました。そして作物は実らず、動物や植物は急激に死に絶えていきました。マルデック上のどこを見渡しても平和や健全さがほとんど存在しなくなったのです。

四番目の5200年周期の終わりに近くになって、銀河の中心から放射されるフォトン・ベルトが惑星に接触しはじめると、ルシファーは活動を開始しました。彼は指揮下にある全勢力が、惑星とフォトン・ベルトの影響力とのあいだの防壁となるよう仕組んだのです。彼は彼に仕える天使やデイヴァたちに、マルデックのまわりに光を反射する巨大な保護膜を形成するように命じました。彼は天使たちに対してそれはマルデックを守るためだと言いましたが、それ以上詳しいことは説明しませんでした。

ルシファーの指示にしたがうことになっていた天使たちは、それを実行に移しました。いっぽう、マルデックの中核にいる「光の存在」たちは、憎悪と不信の波動をルシファーから受け取りながらタントラの送信を継続しようとしていました。そして彼らは、そのころには少しやけ気味になりながら、そして結果的にはエネルギー汚染をもたらしながらそれを行っていたのです。

プレアデスやシリウスアンドロメダの光の大天使のような高次元の「光の存在」は、ルシファーや、保護膜を支えるために補充されたすべての存在によって形成された保護膜を突破しようと試みました。そして最終的にマルデックをとりまく内側と外側からの圧力があまりにも強烈になったために、惑星が完全に軌道の外に投げ出されたのです。ルシファーはただそれだけを目論んでいたのですが、その結果起こるすべてを見通していたわけではありませんでした。マルデックが軌道をはずれて投げ出されると、外側の気温が上昇して大気が自然発火しました。そして内側の圧力の層が崩壊して惑星全体が砕け散り、たくさんの小さなかけらになったのです。

マルデックの中核の「光の存在」たちは、惑星をとりまく大気圏内の多くの存在と同様にこなごなに砕け散って宇宙へと放り出されました。準備を整えていたプレアデス人やアンドロメダ人は、傷ついた存在たちが惑星を離れると同時に彼らをヒーリング用の保護膜であるコクーンに収容しました。もちろん人類をはじめとするすべての生命体も、マルデックが爆発した瞬間にこっぱみじんに吹き飛ばされました。それらの人間の魂や魂のかけらもまた癒しのコクーン内に集められ、そのすべての存在は地球へと送られました。そしてコクーンは海の中に投げ込まれ、数百年前からそこに住んでいた何千頭ものイルカたちによって看護されたのです。

【著者注】

こなごなに砕け散り、負傷した人間や高次元の「光の存在」を収容したコクーンが地球の海に到着したとき、イルカたちは私たちを迎える準備ができていました。私自身もそのときの一員であり、そのときのすべての出来事を鮮明に追体験したことがあります。爆発が起こったときマルデックの中核にいた私たち全員が、コクーンに収容されて地球へ連れてこられました。イルカたちは、星や太陽やその他の惑星との高度に洗練されたネットワーク網を用いて、私たちの到着や状況をあらかじめ知らされていました。そのネットワーク網は、彼らの電気的回路や「カーの身体は、私たちの未来の姿の青写真なのです。彼らはより高次に進化した私たちの兄や姉であり、進化の手本として地球に配置されたのでした。それゆえ彼らは完全に覚醒した多次元的な「光の存在」として、私たちをみずからの運命へと導く磁力的な役割を果たしてくれたのです。

それらの愛にあふれた存在たちは、すぐにコクーン内の人々のようすをひとつずつ確かめてまわりました。そしてコクーンの壁を通して、内側の存在たちにテレパシーで愛と励ましのメッセージを送りました。彼らが鼻でコクーンを回転させながらソナーを用いて星や太陽からの高周波の放射物を伝達しているあいだ、大勢のイルカたちが群れをなしてコクーンの周辺を泳ぎまわっていました。彼らは私たち全員をいつくしみ癒すことで、意識と平和を取り戻させてくれたのです。

 

では、ふたたびラーの話に耳を傾けてください。

 

ルシファーは、もしかしたら彼を唯一理解してかくまってくれるのはオリオンの戦士だけかもしれないと判断し、彼らの社会へと逃亡しました。そして彼の予想通りに、オリオンの戦士たちは光や銀河の中心に対抗する自分たちの戦いに強力な味方を得たことで大喜びでした。こうしてみなさんにも知られているルシファーの反逆が始まったのです。

破滅の最後の兆候が見えなくなるまでの、地球の数百年に相当する期間、マルデックの大気は炎となって燃え続けました。そして最後に残ったのが、私たちも知っているような火星と木星のあいだに散在する小惑星帯です。この地帯には77女神の小惑星」であるパラス、アテナ、ペスタ、セレス、ジュノー(ヘラ)が存在しています。その女神たちは、かつてパワーと主権をもちながら、半身半獣の男権主義者たちにそれを奪われたすべての存在を表していますが、現在は地球で癒しと回復の途上にあります。それらの起源を考えると、暗号のように意味深い象徴だとは思いませんか?

キロン(ケイローン)は土星天王星のあいだにある巨大な小惑星です。それはこのマルデックがつくりだした小惑星帯と、占星学的にみて聖なる被写体になっています。ちなみにキロンは傷を負ったヒーラーという占星学的意味を持っています。彼は奉仕の途中で負傷し、次元上昇するために自分自身を癒さなければならない存在なのです。あなたの占星学のチャートにおけるキロンの位置とアスペクトは、あなた自身の個人的な傷あとを明らかにする大きな鍵になっています。そしてそれが癒されたとき、あなたは自分自身の全体性、覚醒、そしてアセンションへと導かれるのです。そこで大切なのが、前にもいったように男性性と女性性のバランスであり、パワーと性的なエネルギーを正しく用いることなのです。

【著者注】

 ところでほんの少数ですが、覚醒してアセンションしたマルデック人がいたことは確かです。彼らはいま木星の四次元と五次元に住みながら、霊的統合、光、信頼、そして自由というさらなるレッスンを掲げています。それらのマルデック人のアセンションしたマスターを呼び寄せたり、あなたの木星や女神の小惑星とキロンとのあいだの占星学上の関係をさぐることは、あなた自身がマルデック人だったときのカルマのパターンを認識して癒すための理想的な方法です。

 プレアデス人類と惑星の物語

マルデック編  終わり